土地の探し方:絶対に失敗しない5つのポイント 【2024年度最新版】

 

今回は、土地の探し方として【絶対に失敗しない5つのポイント】についてお話しさせていただきます。
注文住宅を土地探しから始められる方はぜひご参考ください。

それでは、5つのポイントについて詳しく解説していきます。

 

100%の土地は無い

 

 

これから永くその土地に住むことになるわけですから、様々な要望が出てくると思います。
注文住宅を建てるならなおさらです。
土地も家も「好き」が詰まった完璧な理想を思い描くことでしょう。

しかし、全ての希望が叶う土地はまず無いということを念頭に置いておきましょう。

それは土地の性質にあります。
土地というのは新しく生み出されるものではありません。どなたかの土地を購入してご自身の土地となるわけです。

例えばあなたが良い土地を持っていたとします。簡単に手放しますか?
よほどのことが無い限り手放さないかと思います。そうなると、「良い土地」というのは世の中にはなかなか出回りません。
さらにその「良い土地」が、あなたの「理想の土地」とは限りません。

 

例えば、ありがちな「理想の土地」についてご紹介します。

こういったご要望をされる方が多いです。

 

 

「やっぱり駅から近い土地がいいよね。それでいて自然が多くて、車が少ないともっと良い。買い物に行くお店や子供の学校も近くに欲しい。でも金額は抑えたい。」

 

 

 

 

「きれいな分譲地が良いです。道路も5m以上の幅があって車の出し入れしやすいと嬉しい。近隣に住んでいる人も自分たちと同世代位の若夫婦ばかりで新しい街が良いです。それを家賃並みの収入で購入したいです。」

 

 

 

 

「広い土地が欲しい。車が4台停められるくらいの広さにしたい。あと、駅から近くて安いところが良い。」

 

 

・・・・などなど。

ご覧になって何か気づくことはありませんか?
そうです。これらの話は矛盾しているのです。

駅から近い=車が多いですし、駅周辺は住宅や商業施設などの建物が多くなりがちなので、周りに自然は少ない場合が多いです。価格も高い傾向にあります。

綺麗な分譲地=基本的に価格は高いです。そのため家賃並みで住むというのはなかなか難しいです。

広い土地は、駅前にはまずないと思った方がいいでしょう。
もしあったとしても公開される前に、デベロッパーが購入してマンションが建ってしまいます。
※デベロッパー…大規模な土地開発を行う不動産企業

基本的に、理想の土地=条件の良い土地は人気があります。

人気があるということは「価値」が高くなるので、必然的に価格が上がります。

 

という感じです。
つまり要望を全部叶える土地というのは存在しないのです。
土地探しは、限られた予算の中で「譲れる部分」と「譲れない部分」を決めて探すことが重要です。
叶わない土地をいつまで待っていても前には進みません。土地探しにおいては妥協することも肝心です。

 

 

②タイミングが大事

 

 

次に「良い土地は待っても来ない」ということをお伝えしておきます。

家を建てるための土地を探している方には、ライバルがたくさんいます。家を建てる個人だけではなく住宅会社もライバルの一人です。
人気のエリアや好条件の土地であれば、23日で買い手が見つかります。あなたが「良い土地」と思ったその土地は、同じく「良い土地」と思う方が必ずいるでしょう。

あっという間にライバルに購入されてしまうと考えておいてください。

土地の買い付けは基本的に早いもの順です。良い土地が見つかった際は、決断はなるべく早い方が良いでしょう。
とはいえ、「土地が欲しいライバルなんてそんなにいるの?」という方も多いかもしれません。

結論から申し上げますと・・・「たくさんいます!」

それも計画を始めたばかりの方だけでなく、建築計画の知識も豊富で良いところがあったらすぐに決める!という方が山のようにいます。
そういった方たちは一体どのような方なのでしょう?

それは、以前に希望の土地が出てきた際、購入しようか迷っているうちに先を越されて購入できなかった方たちです。
土地を決めるのは、実は思っている以上に難しいのです。

多くの方が一生に一度のマイホームづくりかと思います。
永く住むのだからあらゆる情報を手に入れてじっくり考えて、絶対間違いないという状況で購入したいと思います。

しかし、慣れていないとその作業をやっている間に他の人に取られてしまう…ということが日常茶飯事です。
そういった経験を積んで「次回は良い土地があったらすぐに決めよう…!」と過去に失敗された方は思うのです。

こうしたことから、良い土地と出逢った時に先を越されないよう、即断出来る準備が必要なのです。

「良い土地」というのはすぐに動き、回っていきます。良い土地を待っていて、仮に売りに出たとしてもすぐに目の前を通りすぎていってしまうことが多いのです。

 

 

③資金計画をしっかり練る

 

 

何はともあれまずは資金計画をしっかり練ることが大切です。

 

・予算

まずはご自身の、「土地と建物にかけられる予算」を把握しておくことが重要です。
「だいたいこのくらいはローンで借りられるだろう」という憶測は危険です。
土地や建物をいざ購入するとなった際に、実は思っていた金額を借りることができなかった、という可能性は決して少なくありません。

また、銀行など住宅ローンで借りられる金額を提示してもらった場合でも、今は問題なくともそれは将来的に支払いが可能なのか?ということも考慮しなくてはなりません。

将来のライフステージにおけるマネープランを相談できるFP(ファイナンシャルプランナー)という方がいます。
FPとなるには資格が必要です。そのためお金のプロとも呼ばれています。
FP相談ではお家づくりに限らず、教育資金や保険、老後資金や相続・贈与など長期的かつ総合的な視点でお金のプロにアドバイスを行ってもらえます。
お家づくりの際、FPに相談をすることで将来のマネープランを把握することができ、お家づくりにどのくらい資金をかけられるかエビデンスのある予算を算出することができます。
FP相談は基本的に無料で依頼できますので、自分達では不安な場合は、こうしたFP相談も活用すると良いでしょう。

 

・建物

「土地を探す」ということは、多くの方の場合「注文住宅を建てる」からかと思います。
そして注文住宅を検討しているならこだわりの「家」を建てたいと考えている方が多いかと思います。

「どんな家を建てたいか」「その家を建てるにはいくら位必要なのか」をまずは知っておきましょう。

資金計画を知らずに土地探しを始めることは、基本を学ばずにスポーツをすることと同じです。遠回りであり上達せず、そもそも目標達成が出来ないことになりかねません。

 

・土地

希望の土地やエリアの相場はどのくらいかかるものかを知っておきましょう。
そもそも予算の中に収まらないエリアであれば、いくら探しても無駄と言えます。

 

・土地+建物

土地+建物の総額はいくらになるかを把握しましょう。全体の資金計画を知らないと予想以上の出費になってしまいます。
せっかくの計画が座礁して最初からやり直しなんてことにならないようにしましょう。

いざ良い土地が見つかり予算オーバーで購入してしまった場合、建物にかけられる予算が削れてしまいせっかくの注文住宅でも希望の家を建てられない危険性があります。
ご自身の予算と照らし合わせ、土地にかける予算と建物にかける予算を事前に明確にしておく必要があります。

 

 

④土地の形状を気にしよう

 

 

・土地の形や道路の位置

土地の形や道路の位置で建物の配置は大きく変わります。
四角形の土地をイメージされる方が多いかと思いますが、中には三角形や歪な形の土地というのも存在します。
決して悪いことではなく、多少家が建てづらいもののその分金額が抑えられたりします。
そういった土地でも希望する家が建てられるかをハウスメーカーに相談しながら土地探しを進めると良いでしょう。

また、道路がどの向きに接しているかはとても重要です。
例えば北側に道路がある場合、玄関を北側に配置しリビングを道路の反対側となる南側にすることで外からの視線を防げるお家となります。逆に南側に道路がある土地の場合、自然光をたっぷり取り込めるテレビのコマーシャルに登場するような大きな窓がある堂々とした佇まいのお家もつくれます。

 

・隣家

駐車スペースや庭は隣家との関係性を考慮して計画する事が大切です。
ご自身のお家のことだけでなく隣家へ配慮した間取りにすると後々のお付き合いもスムーズとなるでしょう。

 

・日当たり

日当たりの良さを確保するのは最も大切なことです。
建築基準法で定められた採光量が認められないと家を建てることはできません。
狭小地であっても日が入ってくる箇所は必ずあります。午前中から朝日が照らす気持ちの良い家にしたいですね。

 

・高低差

土地の高低差を知って土地利用をすることも大切です。
敷地が道路より高い場合は水害などにも安心である一方、階段が出入りの妨げになってしまうこともあります。
将来、年を重ねた際のことも考慮しながら敷地の高低差も上手く計画に取り入れていきましょう。

 

・法令

都市計画法や建築基準法などの法令にも注意しましょう。
難しく細かい内容なので、ハウスメーカーへ相談しましょう。
建蔽率、容積率、用途地域など建物には制限があります。また、斜線規制なども重要な要素です。

 

 

⑤ライフライン・周辺環境

 

 

・現地を確認する

現地に行き実際にご自身の目でも確認することも土地探しにおいては大切なことです。

出来れば時間を変えて何回か行くことをお勧めします。午前中に行ったときは何も問題なかったのに、午後に行くとすごく臭かった。なんてことが過去にありました。近くに養豚場があったのです。また、土日に行ったときは問題なかったけれど、平日に行くと隣の工場の音がすごく煩かった等、ということもあります。

 

・ライフライン

上下水道、電気、ガスなどのライフラインは整っているかも確認しましょう。

よく土地情報には「設備:公営水道」などと書いてあります。
これは、「この地域は公営の水道を使っていますよ」という意味です。
必ずしも敷地に水道が入っているとは限りませんので注意が必要です。
入っていない場合は設置が必要となります。

 

・周辺施設

学校やスーパーまでの距離なども把握しておきましょう。
お子様のいるご家庭であればなおさらマストなことだと思います。
スクールゾーンはどこにあるか、日が落ちた時の道路の明かりはどうかなども考慮すると良いでしょう。

 

 

まとめ

 

以上、土地の探し方を失敗しない5つのポイントについて解説させていただきました。

どれもとても大切なことで、土地を探す前に十分な準備が必要だとお気づきいただけたかと思います。

少々辛辣なことも申してしまいましたが…土地購入で失敗してほしくないということをご理解いただけますと幸いです。

もちろんご自身だけではなかなかこれらのことを全てクリアにするのは難しいと思いますので、信頼できるハウスメーカーを見つけて計画を進めていくと良いでしょう。

 

最後までご覧いただきましてありがとうございます。

最高のお家づくりとなることを心より願っております。

 

株式会社黒澤工務店
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[モデルハウス]浦和住宅公園 / 浦和住宅展示場Miraizu
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