皆さん、こんにちは。
今日は、あるボクシングカメラマンのお話を。
福田直樹さんという方なのですが、この方は
ボクシング編集者から、ライターを経てカメラマン
となり、渡米してキャリアを積み、全米ボクシング
記者協会最優秀写真賞を4度受賞している、いわば
凄腕のボクシングカメラマンです。
先日行われました、ボクシングWBSSバンタム級
決勝、井上尚弥対ノニト・ドネア戦でもリング
サイドでカメラを構えていました。
ボクシングに限らず、様々なスポーツにおいて
決定的な瞬間をカメラに収めることはとても
大変であり、難しい作業だと思いますが、
なぜ福田さんは賞を何度も受賞できるほど
決定的な瞬間を撮ることができるのか?
それは、戦っているボクサーと「同化する」
ようにして試合の流れを読むことで、決定的な
場面を狙っているのだそうです。
カメラの連写機能も追いつかない0.01秒のズレで
ヒットの瞬間を逃してしまうボクシング撮影に
おいて、ズレずに撮影することを可能にして
しまう彼を「パンチを予見する男」と周りでは
呼んでいるそうです。
選手の特徴を把握することはもちろん、
ボクシングに対する知識や情報、経験に
基づいた眼を持つことで、選手の感覚や
立場に立って物事を考えることが出来るから、
いくつもの素晴らしいショットが生まれる。
相手の立場に立ち、何を考え、何を求めて
いるのかを考えることは、とても重要な
ことですね。
またひとつ勉強になりました。
ライフスタイルアドバイザー 髙橋
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